
今回は、我が家の最大の拘りで作った『ホームシアター』についてご紹介したいと思います。
ホームシアターって割と多くの男性が憧れるイメージがありますよね。私もそのうちの一人です。BESSの家を建てるなら必ず実現したいと思っていました。
ホームシアターの設計について
ホームシアター作りたい!って簡単に考えていましたが、実際に作るとなると何から手をつけて良いのやら、、、。色々と妄想が膨らむ中で現実的にどんなホームシアターを作りたいのかと言うことについて準備を進めて行きました。
ホームシアターの間取り
まずは、家の中のどこにホームシアターを作るのかと言った根本的なところから着手していきました。
候補①は、フランクフェイス特有のリビングの広さを生かして1Fリビングに設置するという案でした。
候補②は、2Fロフト部分を最大まで広く作りホームシアターを設置するという案。
候補①のリビングは、常に家族が集まる場所という事で設置するには丁度良いかなと考えていたのですが、逆に集まるからこそホームシアターで映画を見る際に家族全員を必ず巻き込んでしまう事やライトダウンする事で普段の生活に支障をきたしてしまうという事で却下。
結果、候補②の2Fロフト部分を極力広く確保し、ホームシアター を設置する事に。
これが大正解でした!1Fリビングは、やはりリビングとウッドデッキが繋がる事もあり、常に自然を感じて生活する場所。2Fを我が家第2のリビングとして、家族で映画を見たり、ゲームをしたりとAV機器を充実させて楽しむ空間とし、1Fも2Fを使用用途を明確に分けることによって、無駄に使わなくなると言う事を防ぐ事が出来ました。
最悪なのは、せっかく作ったスペースを活用しきれていないなんて事を良く耳にします。活用出来ていないスペースもお金が掛かっている訳で、私の性格からして、元々そんな無駄な事はしたくないと考えていました。
ネックだったのは、いかにして2Fに寝室+子供部屋2つに加えてホームシアタースペースを作り出すかという事でした。
しかし、以前のブログでも書かせて頂いた通り、元々各部屋は出来る限りコンパクトに作りたいと思っていた事から結果的にホームシアタースペースを10畳以上確保する事が出来ました。広さ的には、十二分確保でき大満足です。

ホームシアタースクリーン
ホームシアターは、やはりなんといっても大迫力の大画面が魅力ですよね。
我が家にホームシアターを設置するにあたって何インチのスクリーンを設置するかという事とどうやって設置をするかの2点で悩みました。
まず、スクリーンサイズですが、出来るだけ大きなスクリーンで普段使わない時は閉まっておけるロール型が候補でした。
スクリーンサイズについては、よく勘違いされがちですが、部屋の広さが重要なのではなく、あくまで視聴距離がどの程度かで最適サイズが決まります。
部屋が広いので、画面を大きくしたけど、常に視点が移動して画面に集中出来ないなんて人もいるかと思います。それは、視聴距離とスクリーンサイズが合っていない証拠です。
我が家の場合は、ロフトの広さ自体は10畳程度ですが、視聴距離がおよそ3m〜3m50㎝程度となり、最適スクリーンサイズは110インチ〜120インチが最適となります。これだけあれば、大迫力の映画が楽しめますね。
参考程度に視聴距離に対するスクリーン最適サイズを載せておきます。

続いてスクリーンの仕様です。スクリーンと言っても色々な種類があります。常にスクリーンを設置しておく、壁掛けのタペストリータイプやどこへでも移動させる事が出来るモバイルタイプに手動ロールタイプそして、最後に電動ロールタイプの大きく分けて4種類となります。
これらの種類に”アスペクト比”と”生地の素材”などを加味し決定していきます。アスペクト比については、家庭用プロジェクターに使用するならほぼ16:9で決まりかと思います。生地は、選ぶと言っても暗い場所に映すならそこまでこだわる必要もないかと思います。

我が家の場合は、普段スクリーンを隠しておける事とやはり電動でスクリーンが降りてくるというカッコ良さに惹かれ電動ロールスクリーン120インチを選択しました。
また、電動スクリーンが常に表に見えてしまうとあまり見栄えが良くない事もあって、無理をいってロールスクリーンを隠す為に一本梁を追加してもらいました。

プロジェクター
次に大きな120インチスクリーンに映像を映す為にどんなプロジェクターが必要かと言うことでした。
これまた、プロジェクターも本当に多くのメーカーから出されており、何を重視するかによって選択の種類は変わって来ます。恐らくプロジェクターだけでも決めるのに3ヶ月は掛かったと思います。
私がプロジェクターに求めた事としては、①映像美、②近距離でも大画面で映し出せるレンズ、③部屋が明るくても視聴可能な明るさ、④スポーツなどの早い動きについていける性能、⑤価格でした。
映像美だけを求めるのであれば、4K対応機種を選択していましたが、当時出ていた機種で4Kを求めてしまうと明るさが足りなかったり、まだまだ早い動きについて行けなかったりとデメリットも多く存在しました。
⑤のように価格を気にしなければ、上には上のモデルが存在しますが、0の桁が一つ変わってしまい明らかに予算オーバー。この辺りとのバランスも考えるとフルHD画質が妥当なラインであると思いました。
悩みに悩んで我が家が選んだのは、『EPSON tw6700』というモデルでした。こちらの機種の良いところは、まずなん言ってもスクリーンから近距離にプロジェクターを設置しても大画面に映す事が出来る広角レンズを備えていた事。明るい部屋でもテレビを見ることが出来る3000ルーメンというとんでもない明るさ。そして、フルHDの映像美とスポーツなどの早い動きもしっかりと映し出す性能が備わったポイントが我が家のニーズにドンピシャでした。(一応、3Dにも対応しているので、専用サングラスをかけると楽しさも倍増⁉︎しますがこちらはおまけ程度かと。)

この写真の通り、設置場所にも拘りました。なかなかこれほどのサイズのプロジェクターを下に置くと邪魔になってしまいますので、天井から吊り下げる事でスッキリとしました。
プロジェクター自体のサイズも大きく重量もそれなりになってしまうので、吊り下げる為に大工さんに頼んで天板も作ってもらいました。

映画や音を出力する為の配線(HDMI)については、見た目をスッキリとさせる為、天井の中を通してもらいました。
でも、この判断。後にHDMIが断線して交換出来なくなるアクシデントに見舞われました。天井の中を通す事で配線が隠れる為、見た目はスッキリとしますが、メンテナンスが難点。これは、唯一の後悔ポイントです。
今回は、ホームシアターで最も大事なポイントである部屋サイズにスクリーンとプロジェクターについてはご紹介してきました。後編では、ここから更にこだわったポイントをご紹介していきたいと思います。
それでは。