今回は、私がハウスメーカー選びでなぜBESSを選んだのか?もちろん良い事ばかりではなく、当然デメリットもいくつか存在します。プラスマイナスをすべて受け入れた上で、購入を判断した事について書いていきたいと思います。

BESSを選ぶデメリット
これまで、なんとなくBESSって最高!みたいな感じでBESSを選んだ理由について書いてきましたが、当然デメリットも存在します。ここでは、BESSを選ぶ上で諦めなければいけないことや受け入れなければいけないことについて触れていきます。
BESSの家の価格について
まずは、なんといっても価格面でしょう。はっきりいって、工務店などを横並びに検討されている方からすると非常に高く感じるかと思います。
BESSの家は、モデル毎に価格が異なり、さらに同モデルであってもサイズによって価格が変わります。いくつかのモデルを参考に記載していきます。
まずは、我が家のモデルでもあるワンダーデバイスフランクフェイスは。。。

- 標準価格:税込22,109,000円〜/7スパン
- 総床面積:131.99㎡(39.9坪)
ちなみに7スパンサイズでこの価格。このモデルには、このほかに6スパン、8スパン(※我が家と同サイズ)というサイズが存在し、この数字は家の幅のサイズを意味しますので、当然数字が大きい方が価格も上昇します。また、いろんな方から聞かれますが、もちろんウッドデッキも標準装備です。ご安心を。
続いて、倭様程々の家になります。

- 標準価格:税込28,380,000円〜/八風
- 総床面積:122.55㎡(37.1坪)
こちらのモデルも一つ小さいサイズで『七色』一つ大きいサイズで『十露』という展開がされており、サイズによって価格も異なります。さらにこちらのモデルには、フラッグシップモデルの『泰運』というモデルが存在します。最上位のモデルという事でホームページ上にも価格の記載はありませんので、皆様のご想像にお任せします(汗)
そして、3つ目にログハウスの代名詞でもあるカントリーログです。

- 標準価格:税込24,904,000円/カラスマ
- 総床面積:126.49㎡(38.3坪)
こちらのモデルは、まさに丸太を積み上げて作られた生粋のログハウスモデルとなっており、この他にユーリー/クミン/クリナム/クレセントと4つのモデルが存在します。
価格幅も一番小さいサイズで2,000万円を下回るモデルも存在するので、自分の暮らしぶりにあったサイズを見つけやすいかもしれませんね。
という訳で、あくまで参考例として3つのモデル価格を書かせて頂きましたが、実は世の中そんなに甘くない!ここに書いた価格は、あくまで標準価格でしかないということです。
BESSの良いところでもあり、悩ましいところが、ここからオプションで家の中の形状を自身の生活スタイルに合わせて変化させられるということです。
我が家も家の中の間取りに手を加え、水回りの装備をグレードアップし、全てのサッシを法律に合わせて準防火地域仕様に変更を加えました。ここから、土地の条件や状態、間取り、装備などなど、どこまで手を加えるかは、買い手次第ですが、ざっとプラス数百万円。。。場合によっては、大手ハウスメーカーと変わらない坪単価になることもあるかと思います。こんな暮らしぶりを実現したい!という想いと価格を天秤にかけ、それでも!と思える方には最高のメーカーだと思います。
便利な装備が備わっていない
今の時代、一般的なハウスメーカーで標準装備となっている様な装備でもBESSの場合、備わっていないことがあります。
その一つが、床暖房。BESSの家の床は、全て無垢材を仕様しているため、人工的に床を温める装置には適していません。よって、基本的には取り付けできないことになっています。
二つ目が、メンテナンスについてです。BESSの家は、外壁に一般的な住宅に使われる素材が使用されておらず、ほとんどの場合、無垢材が使用されています。無垢の木は、自然の素材ということもあり湿気を吸ったり乾いたりするたびにに木そのものが膨らんだり萎んだりすることも。また、外壁の場合は、常に紫外線を浴びますので、そのままにしておくと木そのものが痛んできます。そのため、定期的に塗料などを塗り込む作業が発生します。
一般的な住宅と比べて、メンテナンス頻度も高いため、オーナーがご自身で塗装をされることが多いようです。標準装備でウッドデッキも備わっているため、こちらも同様に定期メンテナンスをしてやる必要があります。せっかくマイホームを購入したのに、めんどくさいメンテナンスに労力を使いたくない!と思われる方には、向かない家かもしれませんね。
三つ目に、玄関や家の中の扉も全て無垢で出来ているため、先程書いた木の特性上、木が膨らんだ状態だと扉が閉まらなくなることもしばしばあります。特に梅雨時期などの湿気の多い時期にありがちな現象です。都度、扉の金具の調整が必要になってきます。
ちなみに我が家は、玄関のみ無垢ではなく、LIXIL製の既製品に変更しています。
家のサイズで土地選びに苦労が・・・
BESSの家は、一から作る注文住宅とは異なり一定のモデルが存在する住宅です。よって、家そのものの最小サイズが決まっているが故に家のモデルを決めてからでないと土地を購入する事が出来ません。そんな視点やスローライフの観点からもなるべく大きな土地を取得する傾向のため、郊外や田舎に土地を購入する方も多いようです。
なかなか、住宅街でBESSの家が入る土地を探すのには苦労します。ちなみに我が家も利便性を捨てきれず住宅街での土地探しをしていたため、本当に苦労しました。
私が思うBESSの家のデメリットについて、色々と書いてきましたが、これらのことがデメリットと感じない方や手間などを楽しみに変えられる様な方、グッと堪えられる方などには、十分に適した家と言えるのではないでしょうか?
次回は、いよいよ私も熱が入る『メリット』の部分について、『特別編下』と題して書き綴って行きたいと思います。
それでは。